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鉄筋ガス圧接継手

全自動ガス圧接から半自動ガス圧接へ

近代構造物の高層化に伴い使用される鉄筋の太径化と共に圧接の品質確保の為に1990年台後半から全自動ガス圧接装置が普及し、多くの建築構造物に使用されました、しかしながら全自動ガス圧接装置の維持管理、装置がやや大型となることにより年々減少し、現在では、ほぼ使用されておりません。しかしながら圧接作業による不具合の原因はヒューマンエラーによることが大半となっており、人為的要因を少しでも低減させ自動化することが品質向上に繋がります。

そこで、電動ポンプを高性能化して、各鉄筋に対する加圧シーケンス(あらかじめ設定された工程に従って加圧力が変わっていくこと)をプログラミングできる全自動加圧装置『あっせつ君Ⅲ』を自社開発し、加熱は手動で行うが、加圧は自動的に制御できる。このシステムを当社では半自動ガス圧接と呼称しております。

他社においてもこのような自動加圧装置は販売されていますが、当社の自動加圧装置『あっせつ君Ⅲ』については

  1. 1.加圧プログラムは全作業班同一設定

    作業員が加圧プログラムの圧力設定には関与できない(会社にて各鉄筋径に応じた圧力設定をしている為、圧力の変更はできない仕組みとなっている)。

  2. 2.エラー時の強制終了

    作業員は加圧スタートボタンを押す作業のみで各工程管理は全て加圧機が制御します。密着工程中にエラーがあった場合、次工程に進むことを強制的にストップさせ施工データにも記録します。またすべての加圧工程が自動の為、鉄筋が滑った場合や電源に異常があった場合には初めからやり直さなければ完了できない設計となっています。

  3. 3.製品の均一化

    他社製品は制御方法を時間制御としている為、風などの外的要因が加熱不足の原因となります。また作業員の割り込み操作も行う事ができ、自動加圧とは言えない装置もあります。当社使用の自動加圧装置に於いては圧接工程を加圧力と鉄筋圧縮量で制御する為、鉄筋の形状や風、加熱技量者による加熱のバラツキの影響に左右されにくく、必要圧縮量が確保されます。また均一な鉄筋縮みを実現しますので、外観形状も均一となります。

  4. 4.操作が簡便

    本装置の場合、圧接する鉄筋径を選び、手元スイッチのスタートボタンを押下後は、加熱作業に集中するだけです。『あっせつ君Ⅲ』に予め設定された加圧プログラムに則って初期加圧完了時、密着工程完了時、圧接完了時にブザーと手元のスイッチの振動によって加熱作業員に知らせます。

  5. 5.圧接データの記録読み出し

    本装置は、圧接施工データを自動記録し、SDカードを介してプリントできます。万が一不具合が発生した場合の原因究明に役立ちます。

  6. 6.各工法に対応

    本装置は手動ガス圧接モードと高分子天然ガス圧接モードの2モードのプログラムを設定しておりますので、モード変更により工法に適したプログラムで容易に施工することが出来、工法の違いによる圧接外観形状の膨らみ不足等の不具合防止となります。

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